コロナになって救急車を呼んだら信じられないことが起きた

日常

コロナウィルスに罹って救急車を呼んだ結果、信じられない体験をしました。これが一般的なのかレアケースなのか、判断は読者の皆さんにお任せしたいと思います。

目次
1. 風邪だと思っていたらコロナだった
2. コロナ陽性発覚、抗原検査キット涙目
3. 救急車コール:想像を超える展開
4. 医者の一言で緊急入院
5. 入院生活は快適?!
6. この経験から学んだこと:まとめ


1. 風邪だと思っていたらコロナだった

普通じゃない「普通の日」
先日、車検で車屋さんに行ったあと、ご飯屋で皿うどんを食べて帰った。何も変わらない日常を送っていたと思いきや、次の日の早朝、夏だというのに極寒の寒気に襲われた。こんなの体冷えちゃっただけでしょ?と、自分を励ましながら体を温めたくなったので風呂へ。

「こりゃ風邪ひいたな」の勘違い
風呂から上がりベッドへ。でも寒気が収まらない。頭の中で合唱団が「これは風邪だー!」と歌ってる。医者に行くのが苦手な僕は、ポカリスエットを「風邪の時の万能薬」と信じながらゴクゴク。

そして次の日、頭が2つに割れるぐらいの頭痛に襲われた。「これ以上ない」と思ったら、さらに「これ以上ありますよ」というレベル。
家族に抗原検査キットを買ってきてもらい検査してみたら結果は「陰性」。脳内合唱団も「やっぱりあなた風邪なんですよー!」と歌ってるけど頭痛は収まらず、部屋をウロウロしたり、椅子に座って収まるのをじっと我慢して過ごす休日。
月曜になっても状態は一向に良くならず、頭痛と戦いながら合唱団と一緒に近くの内科へ。

看護師:「今日はどうされましたか?」
  :「数日前から風邪をひいたみたいで頭痛がおさまらなくて…。抗原検査キットで検査したらコロナではなかったみたいです。」
看護師:「ではウチのコロナ検査を受けてください。診察はその後です。」
  :「そうなんですか?検査を受けないと診察してもらえないのですか?」
看護師:「ええ、そういう決まりになっていますから。まず 1 時間後に検査をして 2 時間後の検査結果を受けてからの診察となります。」
  :「あの…頭が割れそうに痛くて何時間もこのままだとぶっ倒れそうなのですが…」

看護師「決まりですので」

決まりだからしょうがないし、頭痛がすごいからと言って先に診察してもらうのも悪いし、時間がかかるのも納得してたんですよ。
ただ、「1時間後のコロナ検査まで、病院の外の椅子に座っててください」だけは正直耐えられない。合唱団の歌、そんなに聞いていられない。なんかテナーとアルトも増えてきてるし。

初めての敗戦、合唱団の歌も届かず
じゃあ家で寝てたほうが楽じゃん!と朦朧とする頭で考えて、「頭痛を診てもらいたかったのですが、診てもらうまでの時間が耐えられそうにないので帰って家で安静にしてます」と伝えたところ、医者がやってきて「薬だけでも出しておこうか?」と言ってくれました。
ありがたく鎮痛剤だけ処方してもらって家に帰り、歌の合唱団の「鎮魂歌」ならぬ「鎮痛歌」を聞きながら頭痛と戦いました。


2.コロナ陽性発覚、抗原検査キット涙目

次の日、頭痛は引かず。ついには、「これは本気で診てもらわないと」と思い、別の病院に電話。電話越しに看護師さんは「すぐに来てください」と。看護師さんは天使というのは本当だったんだ!
なんだかんだで、歌の合唱団が「ありがとうソング」を歌い出す。汗ダラダラで歩いて、その病院に到着。

「このベッドに横になって待っててくださいね。抗原検査キットで陰性だったけど一応検査しますね。」と看護師さん。「10分後に結果が出ますよ、その間に点滴をしておきますね」

点滴中に「コロナ陽性でした」と一言。

えええぇ…待って。陽性ってマジで?抗原検査キット君、お前は何をやってるんだ?
今まで、風邪以外の病気に罹ったことない僕が最初にかかったのが、落ち着いてきて5類に変更になったコロナウィルスとは…世の中わからないもんだなぁ。
そして処方されたコロナ用の薬。このサイズ何なの?飲むか噛むか…それが問題だ。しかも1回で4粒も飲まなきゃいけない。


3.救急車コール:想像を超える展開

病院に行った翌日の夜、救急車を呼びました。ええ、耐えられませんでしたよ。

1時間おきに迫る頭痛、鎮痛剤は4時間は空けないといけないと言われていたしヨーグルトを食べたり、万能薬(ポカリ)を飲んだり気を紛らわしてみたり、色々やってみたけどついに人生初めての救急車を呼ぶことに。

ウーウー!と大音量のサイレンを鳴らす救急車に「近所のみなさんうるさくしてごめんなさい。でももう無理だったんです」と心の声を合唱団に歌ってもらいつつ連絡から約15分後に救急車が到着。

救急隊員:「救急車まで歩けますか?大丈夫そうですね、ではついてきてください。」

大丈夫そうに見えます?合唱団にピアノ伴奏まで編成されてますけど?

救急隊員:「今回はどうしましたか?名前と住所、生年月日と年齢、現在の症状とこれまでの経緯を教えてください。」

合唱団が混声合唱で「この人頭痛で目もあけていられない状況だよー」と歌っているが隊員さんはガン無視して職務に取り組む。仕事で仕方がないんだろうけどあなたたちを呼ぶぐらい今大変な状況なんだけどなぁ。

全部伝えてウーウー唸ってたら10分後ぐらいに衝撃発言。

救急隊員:「近くの病院はあなたの受け入れを拒否しました。〇〇病院(電車で3駅行ったところにある)は受け入れてくれますけどどうしますか?」

:「近くの病院で受け入れてくれないなら仕方がないですね。そこでお願いできますか?」

救急隊員「車は運転できますか?」

え?どういうこと?!救急車って車じゃないの?家から出れないぐらいの頭痛だからあなたたちを呼んだのに!

救急隊員:「今は深夜で電車も走ってないですし、病院からタクシーで帰るにしてもあなたはコロナ陽性だから乗車拒否されると思うので、歩いて帰ってもらうか車で病院まで行って車で帰ってもらうかしかありません

:「でもコロナって2類から5類に変わって一般的な病気になったんですよね?それでも乗車拒否されるのですか?」

救急隊員:「ええ、タクシーも乗車拒否の権利はありますから」

これ詰んでない?3駅分なんて今の状況じゃ歩けないし、もちろん車も運転できない。そして頭痛の業火はどんどん大きくなっている。

:「車を運転できる状況じゃないし、病院から歩いて帰ることも無理そうです。」

救急隊員:「そうですか、では出来ることは無いので部屋にお戻りください。あ、この書類にサインしてくださいね」

人生初の救急車は呼んで中で話してサイン書いて部屋に戻るツアーでした。僕は初めてだったからこんなもんなのかな?と思ってますがみなさんはどう思います?正直、僕の救急車体験はこれしかないので、救急車に対しての印象は厳しいものに変わってしまいましたが(笑)

部屋に戻り、4部編成のピアノ伴奏つき混声合唱団と「地獄の業火、それは頭痛」という歌を朝まで考えていたのだった。


4.医者の一言で緊急入院

まぁなんだかんだで朝ですよ。1人じゃないっていいもんですね(脳内合唱団のおかげ)。

出来上がった「地獄の業火、それは頭痛」を歌ってても何も変わらないので、2つ目の病院に連絡。

:「昨日深夜に救急車を呼んで…(かくかくしかじか)」
看護師:「そんなことが…タクシー呼んですぐに来てください!」
:「でもタクシーは乗車拒h…」
看護師:「そんなことはないです!コロナだと伝えてもちゃんと対応してくれるタクシーさんもありますよ」

え、そうなの?

無事病院に到着して病院に入った瞬間、

看護師:「担架を入口まで持ってくるのでここで待っててください」
看護師:「担架で横になっている間に受け入れ先の病院探しと点滴、CT スキャンを行います」

…いやー点滴は助かります。さっきから目から水分が出て困ってるんですよ。

CT スキャンの結果、肺炎がとんでもないぐらい進行してることが判明。身体的には肺炎とかで息苦しいとかはなくただひたすら「地獄の業火(頭痛)」が痛いんですけどね。

担当医師から驚きの発言
CTも終わってぼーっと知らない天井を見ていると、

担当医師:「近くの病院はコロナ受け入れを国に申請して補助金をもらってるのに、コロナ患者の受け入れ連絡をすると拒否してくる。あくどいことしてますよね、同じ医者として信じられない!」

ええええ、そんなことあるの?!というか先生、黒いオーラ出てますよ!うちの合唱団貸しましょうか?なんなら「黒い炎を癒しの光に」を作曲しましょうか?

先生がいろいろ掛け合ってくれたみたいで隣の市にある病院に緊急搬送されることになりました。救急車で。

いやー救急車かぁー…


5.入院生活は快適?!

懸念していた救急車へのイメージは、この搬送イベントで厳しいイメージが 50%になりました。そうです、別の区画の救急隊員はテキパキと作業を行ってくれました。感謝です。

担架に乗ったまま病院から救急車へ、外の景色を見る間もなく救急車から病院のコロナ用病棟へ、そしてそのままベッドへ。病院の外観も何も知らないまま、自分の行動範囲はベッド周辺と歩いて 15歩のトイレ。でも担当してくれた看護師さんも救急隊員さんも優しかったし、病棟の看護師さんも優しいし、とりあえず頭痛だけなんとかなれば言うことなし!

医者:「肺炎が結構進行しててつらいと思いますが、呼吸器必要ですか?」
看護師:「とりあえずコロナ用の点滴入れますね」

そんなにヤバいの?!地獄の業火(頭痛)がひどいから呼吸とかに気が回らないよ!
ってかコロナ用の点滴なんてあるの?!ここに来て初めて知ったよ!

とまぁ驚きつつ心拍数測る機械とか、点滴とか注射とか血液検査で 12本分の血を抜かれたりとか色々ありましたがみなさんにお伝えしたいのは、

コロナ用の点滴で頭痛がすっかり無くなりました!

まったく痛くない、今までの合唱団はなんだったのか。卒業してしまったのか。

すげー点滴すげー!

あれって今思えば空気が肺炎でうまく取り込めなくて、頭痛になってたのかもしれないですねぇ。

YouTube を見ながら 1日 3食のおいしいおかゆを食べる入院生活を 1週間ほどしまして、すっかり元気になりました。

先生に「もう頭痛もしないしめっちゃ元気になったから退院したい」と伝えたら「あんな肺炎すごかったのに?!」と驚かれましたよ。そんなに凄かったんだ…


6.この経験から学んだこと:まとめ

退院して、後日検査でも大丈夫とのことだったので今回のコロナ戦争は収束しました。支えてくれた看護師さんや医者、合唱団に感謝です。退院してから 1カ月ぐらいは何食べても同じ味がしてましたけど(笑)

救急隊員さんもいろいろ事情があるんでしょうが、僕が出会った救急隊員さんは正直ビミューなのかなと思いました。結局緊急入院するぐらいの現状でしたからねぇ。

でもこのぐらいが普通なのかもしれませんね。救急車が初めてだったのでよくわからないし、逆にお世話になりまくるのも問題ですし。

次回は”人生初のコロナウィルスに罹り治った後エアコンを買ったがまた問題が起きた“という記事を書いていきたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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